環境サステナビリティ及び管理

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TASCは環境資源の有効活用と管理を重視しており、水と電力の安定した供給こそが生産力を確保するためのキーポイントだと考えております。環境や気候変動に対応すべく、省エネと炭素削減、エネルギー管理、環境汚染防止の強化に力を入れ、法規制を遵守するとともに、環境資源の消費を削減するための節約措置を効果的に実施することで、持続可能な開発を確保します。

環境マネジメントシステム

TASCはISO 14001及びISO 14064の認証を取得しており、国内の環境保護法規制や顧客の要求に対応する一方、マネジメントシステムを通じて、会社の各手順をPDCAサイクルで推進し、継続的改善を行います。さらに、外部が関心を寄せる環境課題に対して、顧客と企業環境に対する環境安全衛生の責任を全うし、持続可能な生活環境の構築を図ります。

環境保護及び事務の推進

(一)原材料の管理

地球温暖化や環境汚染の深刻化が進む中、国際間の環境保護に対する意識がますます高まり、顧客のグリーン製品及び製品の安全性に対する要求も厳しくなる一方です。TASCは研究開発の段階で製品の開発に対して、原材料の導入及び評価がHSF(有害物質不使用)要件を満たすこと、原材料の供給者に対しHSF要件を継続的に満たすことを要求することで、環境の持続可能性の共同確保、エンドユーザーの健康と安全への保護をする決心を実現し、企業運営のリスクを低減します。

世界の環境保護法規制を遵守し、顧客の製品に対する環境保護要件を満たすべく、製品中有害物質の使用について規則を制定・管理し、生産された製品が世界の法規制及び顧客の環境保護適合性の要件を確実に満たすようにします。

(二)温室効果ガスへの監査

TASCは2008年以来、毎年内部監査及び外部監査を実施しています。ISO 14064規格に基づいて工場内の温室効果ガス排出量を監査する上で、監査手順と監査結果に対する検証機関による監査を経てから、温室効果ガス排出量への監査に関する声明を取得し、さらに、年間温室効果ガス排出量をCSR報告書に開示しています。

(三)大気汚染防止

TASCは現在のプロセスで発生した廃ガスを防止・処理機器に回収して処理し、廃ガスから大気中に放出される汚染物質を削減しています。これにより、汚染物質の含有量が環境保護法規制に準拠するようにしています。また、処理効率の向上、持続的なモニタリングが排ガス処理を行う上で重要な点だと考えており、

プロセスの設計段階や機器の搬入前に、廃ガスの特性、排出量、機器設備に対する調査を確認し、汚染物質の種類と特性に応じた大気汚染防止装置を採用することで、廃ガスの排出を効果的に処理します。

(四)水質汚染防止

TASC工場の放流水は新竹サイエンスパークの下水道へ放流しています。当社の水質汚染防止の主な措置としては、プロセス汚染物質が直接に下水道に放流されるのを防止することであるため、必ず廃水処理機器を経由し水中の汚染物質を最大限に除去してから排出し、放流水の水質がパーク内の放流水基準を満たすようにしています。

プロセスの廃水は、汚染物質の特性に応じて分別・収集することで、全体的な効果を引き上げます。その後、工場内の処理施設によって、法規制の基準よりも厳しい工場内警告しきい値まで適切に処理されてから排出されます。水質検査に関しては、廃水処理プロセスにおける重要なノードと排出タンクに水質(アルカリ度、フッ素イオン、アンモニア窒素)と水量の常時モニタリング装置が設置され、水質と水量の変化をモニタリング・記録するほか、異常時にアラームを発生することにより、すぐに対応できるようにしています。

(五)廃棄物管理

廃棄物管理の課題及び方針について、TASCは減量化・資源化に重点を置きながら、発生源管理対策を通じて廃棄物の発生量を抑制し、廃棄物の減量を実現しています。当社は毎年廃棄物情報の統計データをCSR報告書に開示するほか、工場内の廃棄物の特性を考慮した上で適切に処理します。廃棄物処理においては、リサイクルと再利用を最優先にし、その次に物理化学的処理、焼却処理です。また、リサイクル率の向上及び資源化できない廃棄物の減量のため、常に最新の処理技術を把握し、廃棄物処理の環境に対する負荷を軽減するように取り組んでいます。

エネルギー管理と省エネ対策

(一)節電目標の達成

経済部が告示した「エネルギー利用者の省エネ目標と実行計画」を受けて、TASCは様々な省エネ計画と改善案を継続的に推進し、システムの見直し調整、最適化などの対策を通じて炭素削減効果を達成しました。また、工場内の年間節電率の計算により、工場内の省エネ目標値を達成しています。なお、削減目標及び推進措置についてはCSR報告書にも記載されています。

(二)水資源のリサイクル

TASCは、多岐にわたる水のリサイクル処理システムを通じて水資源の再利用を行っています。リサイクルおよび再利用する主な水は、雨水、凝縮水、プロセスのリサイクル水、再利用のリサイクル水などがあり、水のリサイクル及び再利用に関連する様々な処理を行っています。また、工場内の水使用量の統計、水資源の利用効率などの統計情報はCSR報告書に開示されています。当社は、水資源管理において新竹サイエンスパーク管理局のリサイクル基準を満たしているだけでなく、環境配慮に向けて継続的に改善していきます。